1987年(昭和62年)

1月 ビデオ? ほえろブンブン
2月 ビデオ デビルマン OHプロが手掛けた作品(だったような・・)めんどくさかった記憶が・・。車のドアがグニャグニャとなって・・・とか。・・・1枚130円
2月 モーリー あ〜、覚えて無い・・・どんなんだったかな?思い出したら書きます。
2月 ビデオ用 ニコニコプン 「おかさんといっしょ」でやってるニコニコプンのビデオ版。1枚110円
3月 ビデオ えみこと森のおばけ 絵は覚えているんだけどあま印象がない。・・・1枚110円
3月 ビデオ チロヌップのきつね マッドハウスの仕事で短編物。動物好きの自分としては嬉しいかったが、
仕事自体あまり来なかったのでちょっと残念。・・1枚110円
4月 ビデオ 火の鳥(大和・宇宙編) 言わずと知れた手塚作品。久々の劇場か・・と思ったらビデオだった。
描かされる物は、劇場なみなのに・・・。ちなみに宇宙編は1.2カットしか
やってない。この頃からマッドハウスから「劇場」の言葉は聞かれなくなった。角川が手をひき始めたのだろう・・。1枚110円
5月 パイロット パムキンス 合作っぽい絵。茸のイメージがあるのだが、これまたはっきり覚えてない。
5月 ビデオ ロボットカーニバル いろんな意味で自分的には曰く付きの作品。社長曰く「やろうかどうか決めかねていた時に勝手に置いて行かれた・・。」北久保・梅津・北爪氏の作品に関わる。時間が無いというのでスタジオ88まで自分で届けた。1枚150円
6月 合作 バイオシックス これまたあまり覚えていない作品。・・・1枚120円
6月 パイロット リトルNEMO 杉野・出崎氏らによるパイロット版。杉野氏のニモはかっこよかったです。
もう1作品・故近藤氏によるパイロットもある。それと動きの試験用にアニメーター別に作ったフィルムがある。
これは必見です。これを見ると日本でもディズニーに勝るものが作れると思えてしまう・・(誉め過ぎ?)1枚250円
6月 ビデオ X電車でいこう あまりキャラが好きでは無くやってても楽しくなかった。でもスパークばっかりやってた様な・・・。
6月 ゲーム キャプテン・パワー
       (原画)
海外TVシリーズにもなった物のゲームもの。ビデオと宇宙船が銃になった物
と一緒に売り出された。ビデオが映ったTV画面のポイントに向けて撃つゲームで、TV画面から発せられる信号(見た目にはギラギラしてた)に宇宙船の銃が反応してポイントによって宇宙船のコックピットのパイロットが脱出、
(ゲームオーバー)というゲーム。当時としては画期的だったのかもしれないが今いち流行らなかった。作監として大平氏がやってた。
6月 ビデオ バブルガム・
   クライシス2
       (原画)
2カットのみ手伝い。誰かの引き上げ分を引き受けたもの。「引き上げ」と
言うのは作画担当者がなんらかの理由で出来なくなってしまったカットを
誰かにやってもらう為に引き上げてくるというもの。本来あまり良い気分ではないのがこの「引き上げ」である。
7月 ビデオ 森の伝説 手塚プロの作品。自然を題材にした作品。奇しくもこれが、スタジオぽっけとしての最後の作品となる。自分の仕事の始まりは「新・鉄腕アトム」、
やはり手塚プロの作品であった。
8月 TV合作 ゴーストバスターズ
(原画・作監もどき)
48カットのラフ付レイアウトのみ。なんか韓国に原画を出すのにレイアウトをおこしてくれということで。上がって来た原画を見てびっくり。9月には作監も頼まれてやったけど、そりゃあひどい原画だった。今とは、随分違ってました。この頃はまだ合作物は単価が良い時代でした。1カット5000円
9月 劇場 火垂るの墓
   (原画・動画)
御存知スタジオジブリ・高畑監督作品。10月にAICの社員として出向と言う形でジブリに机を置いて仕事をする事になるのだが、キャラに慣れる意味で動画を原画の前に1カットやった。そして原画の後も動画をやる事になるのだが、結果的に実質これが動画としての最後の作品となる。・・1枚350円
9月 ----- ---------
スタジオぽっけ・・・解散
 
10月 ビデオ かってにシロクマ AICの社員になってからの最初で最後の動画である。とにかく楽だった。260枚くらいを4日で終ってる。・・・1枚140円
10月 ビデオ 鋼の鬼(原画) 原画3カットのみの手伝い。キャラがまたすんごいンだ・・これが。

日付けがはっきりしないが確かにやった作品

合作 シルバーホークス
       (原画)
友人の手伝いで4.5カットやった程度だが、オープニングが山下将仁氏という
こともあり、サンダーキャッツ同様見ごたえのある物になっている。
TV マシンロボ(原画) これは多分「クロノスの逆襲」の方だったような・・・(曖昧)。これも
友人の手伝いでやってました。

ここからフリー原画マンとして関わった作品
1988年(昭和63年)

3月 劇場 AKIRA(原画) 御存知大友克洋氏原作のマンガの劇場アニメーションである。AICを辞めて
フリーになってからの初めての作品となる。担当したシーンは自分の前に
すでに二人もの人が担当し二人ともメインスタッフからダメだしをくらっていた所・・・いわば三度目の正直として(というよりダメもとで・・・・)
自分に来たらしい。オーディション用として描いた原画はなかむら氏や森本氏には「だめだね」と思わせたらしい。ここで拾ってくれたのが演出の佐藤氏・後のKEYの監督・その人である。
6月 ビデオ 竜世紀(原画) キャラデザインと作画監督・北爪宏幸、モンスターデザイン・越智博之、
それに原画だけど自分を含めて三人ともヒロユキである。(それが何か?)
それだけなんだけど・・・・。
7月 ビデオ 美夕3(原画) 巨大な鎧男が登場する話。ラストのあたりかな・・・鎧男が瓦屋根を壊しながら歩くところあたりを担当。妙に垣野内さんの画が描けなかった事を覚えてます・・・似ないんだよ・・・。
8月 ビデオ 竜世紀2(作監補) 前作で少しは好評だったのか作監補として参加。(きっと時間がなくて修正して貰えそうなのが自分だったと言うところじゃないのかな)これでちょっとメインスタッフになった感じでヒロユキ三人組が成立(まだ云ってる・)
9月 ビデオ 暗黒の翼バルキサス
      (原画)
この頃はパイロット版を作っていて途中から実制作に移った記憶が・・・。
自分の机の隣に漆原氏・吉本氏が居て動画までやっていたのが印象的でした
レムネアが敵の竜と戦って発動(?)するあたりのシーン担当。
10月 劇場 リトル・ニモ(原画) これを作る為にテレコムを作ったといわれていた。間に合いそうも無いと云う事で外の原画マンを投入。ディズニーの動きのレクチャーをしてから
作業に入るという徹底ぶり。ここで自分を呼んでくれたのはAKIRAの時に
知り合った佐藤氏。飲みながらの席で昔の話をしてる中で『スプーンおばさん』をやっていたことが判明、しかも同じ話数。「あのカットはうまかったけど誰がやったの?」「それ、自分です・・・」ホントに狭い世の中です。この時、ある約束をした。「佐藤さんが監督をやる事があったらお手伝いしますよ・・・何でも・・。」・・・これが後で大変なことに・・・・。
12月 ビデオ エクスプローラー・
Womam・RAY(作監補)
ちょっと曰く付きの作品だがこれも間に合わなくなってラストに手伝いに
加わったもの。いろいろあって演出が変わったりと制作的にはなかなか落ちつかなかったが、結構作画は頑張っていた。

1989年(平成元年)

2月 ビデオ サイガード(原画) 確か山形氏の初のキャラデザイン作品。救急車の中で駐車を打たれるシーン
たぶんあまり印象に残らないようなとこだったような・・・。
2月 TV 獣神ライガー(原画) 誰に聞いたのかスタジオG7からの依頼でやったTVの仕事。付き合いのない
ところから頼まれるのって少しうれしかった。
3月 ビデオ バブルガム・
 クライシス6(原画)
大張氏の演出による作品。ど頭のところのシーン・・・Policeの男が夢から
覚めるとこ・・・うまく描けなかったんだよね。
4月 TV ジャングル大帝(原画) #8 マッドハウスの作品。川尻氏がキャラクターデザインを担当。そして
新川氏が作監ということもあってちょっと楽しみにしてたら話があってすぐ
引き受けた。動物が描きたいんですと云ったら「今どき貴重だね。」と云われてすごく嬉しかった。レイアウトの勉強もさせてもらった作品として自分の中では重要な位置にある。50カットやってるがプラス頼まれた25カットを海外旅行のために敢え無く引き上げてもらった。(後にも先にも自分から引き上げて下さいと云ったのはこの作品だけ!)
4月 ビデオ キキとララの青い鳥
       (原画)
サンリオの映像部(?)が解散して新たに結成された会社、グルーパープロダクションの仕事。この監督、「リトル・ニモ」の監督であったことで仕事の依頼となった。覚えていてくれたんだね。
6月 ビデオ メガゾーン3(原画) 北爪氏のキャラによるもの。自分のレイアウトのレベルの低さを露呈してしまった作品として未だに覚えている・・・・広い部屋が描けなくて・・・。
7月 ビデオ エースをねらえ!3
       (原画)
これも有名な作品だが、受けた理由はただ一つ。憧れの杉野氏がキャラ表を
やってるということで・・・。(ミーハーだ)しかも監督は出崎氏という
ことでとにかく嬉しかった。さらに今でもこの作業量を越えた事が無いというくらい仕事してた。1週間でレイアウトを80カット終らせて4週掛けずに
終るという・・・。今は一ヶ月で30カットが限度かなぁ(ちょっと甘いね)
もちろん月に200カットも上げる人にはちゃんちゃらおかしい話だろうが、
自分にとっては凄い事だ。オープニングも作監の平山氏と分けて動くところ
中心に担当。本編では必殺技のスマッシュを打つ一枚画・・・あれは自分が描いた物。いろんな意味で楽しかった作品です。
#1,#3,#7,#8,#9,#10,#11,#12
7月 CM 山種証券
  (キャラデザイン・
        原画)
プレーリードッグの実写とアニメの合成CM。見た事がある人は要るのだろうか。基本的には地方局で流れていたらしい。実際見てはいないので分からないが、合わせてパンフレットの挿し絵も描いたりした。
11月 TV マジカル・ハット
       (原画)
#12,#17 これは、演出が佐藤氏の話数である。どうしても手が足りないというので手伝った。下田氏のコンテの絵が好きで未だに捨てられずにいる

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